「こうなったら最後の手段、機能訓練教室に参加してもらおうよ」ということになった。
これまで、Aさんほど重度で、急性期の老人を参加させたことはない。
なんとなく、軽度の人は機能訓練教室へ、重度の人は訪問で、というふうに考えていたのだ。
「ダメでもともとだから、やってみようか」という具合に、Aさんの機能訓練教室への参加は決まっていったと思う。
確固とした方針があったのではなく、他に手段が思いつかなかったのだ。
とはいえ、私たちが訪問するとき以外は、一日中寝ていて目もあけないAさんを、役場まで連れて行こうというのだから、大変だ。
まず、家族に納得してもらわねばならない。
そこで、車いすを持参し、家のまわりを散歩してみる。
その上で、半日から参加し、ついでまる一日の参加へともっていく。